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第一期治療学童期
永久歯が生えてくる前に、歯並びや骨格などの問題を解消し、正しい成長を促すために行う治療です。口腔の成長を育成し、望ましい噛み合わせを成長期に作って、咀嚼や燕下、発音、呼吸機能の発達と成熟を促し、不正咬合の発現を予防したりして早く治療することにより、不正咬合の程度を軽減します。
目的
(1) 顎の成長の抑制や促進を行います。
(2) 前歯の配列を改善します。
早期治療を行うことにより
・歯並びを整えることにより歯磨きしやすくなり、虫歯の予防につながります。
・治療を通じて歯に関心を持ち、歯磨きの習慣がつきやすくなります。
・歯並びや口元が良くなることで笑顔に自信が持てたり、明るくなって自分の自信につながります。
・年齢が上がってから始めるより早く、気になる部分の歯並びを治すことが可能です。
・顎の成長をコントロールすることにより、噛み合わせや顔貌の改善が可能です。
・早期に上顎を広げることができるため、大人になって歯を抜く可能性が少なくなります。
・物が良く噛めるようになり、お子様が明るく健康に育つ可能性が高くなります。
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第二期治療動的治療2~3年
目的
(1) 永久歯の個々の歯を美しく、良く噛めるように改善します。
(2) 口が閉じやすくなるように、口元を改善します。
(3) 顎の変形を改善します。
※来院は月に1度程度
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保定保定期間2~3年
良い歯並びが安定し、バランスのとれた口元になりました。おめでとうございます。
矯正後の歯並びが安定するまで、簡単な装置を用いて年に数回経過をみていきます。この時期に装置を使っていないと、歯並びの変化が起こります。※来院は3〜6か月に1度程度